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2026年3月号 小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」123(最終回)

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 

こんにちは、塾ミシガン高知の小笠原です。長年書き続けてきました名大 SKY のコラムも、今回で最終回となりました。

振り返りますと、ジュクールネットの記録では 2015 年 3 月 1 日号が第 1 号。当初は毎月執筆していましたが、名大 SKY の運営が次第に忙しくなり、担当の方が校正・編集・アップまでを毎月続けることが難しくなってからは、2 か月に 1 度のペースへと変わりました。それでも気づけば、今回で 123 号。我ながら、よくここまで続けてこられたものだと思います。

このコラムを書き始めた第一号では、私はこう書いていました。
「四国土佐の高知で、8 畳のワンルームから私一人で塾を始めました。2015 年 4 月で、ちょうど創立 30 年になります。つたない文章ですが、30 年やってきた一塾長の“独り言”と思って読んでいただければ幸いです。」

あれからさらに年月が流れ、近年は昔の教え子の子どもが、また生徒として通ってくれるようになりました。塾を長く続けてきた者にとって、これほど嬉しいことはありません。

さて、現在の塾業界を見渡しますと、物価高、少子化、人件費の上昇など、一般の塾経営は厳しい波をまともに受けているのが現実です。
「この先、塾はどうなっていくのか」と不安を抱えておられる塾長も多いことでしょう。

しかし幸いなことに、このコラムを主催しておられる名大 SKY の塾教材を活用している塾では、従来の学習指導に加え、プログラミング教室、書き方教室、そろばん、将棋、速読など、多様な教室運営が可能です。

一つの塾が、「勉強だけの場」から「子どもたちの学びの拠点」へと進化できる時代になってきたとも言えます。私自身、近年は学習塾という枠を少し超え、大学推薦入試の小論文指導に力を入れてきました。おかげさまで推薦入試には強く、毎年定員に達しています。これも、塾が形を変えながら生き残っていく一つの答えだと感じています。

小論文では推薦入試で毎年全員合格を果たし、令和8年度より大学受験予備校「文理ビクトリー小論文コース」の非常勤講師として教鞭を執る事になりました。

また、気心の知れた塾長仲間と共に EJT(Educational Juku Teachers)の一員として、酒井社長と「第三の塾の存在」について研究を続けています。それは教務や経営の話にとどまらず、高齢期を迎えた塾長が、長年続けてきた塾をどう未来へつないでいくか、というテーマでもあります。ワンオペレーションで塾を経営してきた塾長は特に、必ずこの問題と向き合うことになります。それは、今若い塾長の皆さんにとっても、いずれ必ず通る道です。

よろしければ、私たちと一緒に「塾の将来」「学びのこれから」を考えてみませんか?

名大 SKY での表立った活動は、今回で一区切りとなりますが、塾そのものは、これからも細く、しかししっかりと続けていくつもりです。

また、名大 SKY という「場」があったからこそ、一地方で小さく塾を続けてきた私の声も、全国の塾長先生方へと届けていただくことができました。

その流れの中で、実はこの 11 年の間には、ただ「読んでいただく」だけではなく、文章を音声に変換し、BGM を付け、絵と音の出るコラムとして配信した時期もありました。今思えば少し早すぎた試みだったかもしれません。準備にも手間がかかり、担当にも負担を掛けるので 2 年ほどで元の形に戻しましたが、コラムという表現の可能性を模索した、忘れがたい挑戦でした。

こうした試行錯誤を重ねてきたからこそ、このコラムには、単なる文章以上の愛着があります。酒井社長をはじめ、名大 SKY に関わる皆さまには、単なる情報発信の場ではなく、塾人として考え、悩み、学び続けるための土壌を与えていただいたと、心から感謝しています。

このコラムは、私一人のものではなく、名大 SKY という器があって初めて育てていただいたものだと、最終回を迎えた今、あらためて感じています。

長い間、本当にありがとうございました。このコラムで結ばれたご縁が、それぞれの塾、それぞれの教室で、これからも静かに灯り続けることを願って筆を置きます。

小笠原隆政

End

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