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小田原健一先生の情熱の個別セミナー9

小田原 健一(おだわら けんいち)
<経歴> 

神戸の中堅塾の個別指導部門の責任者を務める。
生徒数を18名から281名まで伸ばす。
不振校舎の業績改善においては、年度当初69人の生徒を半年で181人まで回復。
2013年、個別指導塾コンサルタントoffice lokki(オフィスロッキ)を設立。


<ご挨拶>

こんにちは。兵庫県で個別指導塾のコンサルタントを行っている小田原と申します。
生徒の成績も塾の経営もその本質は変わりません。
それは正しいことを、適したやり方で、必死のパッチに頑張ること。
間違ったことをどれだけ頑張っても成果は出ませんし、やり方が適していなければ成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまいます。
原理原則を踏まえて、また会話を大切にしながら、貴塾の課題克服に貢献できればと思っています。よろしくお願いします!

ハンカチトーク

じめじめとした毎日です。夏期講習に向け、面談やクロージング、講師の手配、テキストの準備とお忙しい毎日かと存じます。生徒たちが成績向上とともに自信を手にできる、そんな夏休みにしたいものですね。

今回は夏期講習の受講教科のお話です。夏期講習に向けて保護者とお話していると『英語を見てほしい、数学も、理科と社会もやってほしい…』と複数教科のリクエストを頂くことがあります。それぞれの教科ごとで多くのコマ数を申し込んでいただけるなら良いのですが、なかなかそれも難しく、例えば『それぞれ3コマずつ、合計12コマでお願いします』とか、そんな感じになりがちです。

1教科あたり3コマでは実際、たいしたことは出来ません。で、次のテストであまり得点が延びず『○○塾の夏期講習に行ったけど、全然成績が伸びなかったわ』ということになってしまいます。

学習成果を出すための作戦の1つは、指導教科数をあまり多くせず、教科を絞ってじっくり学習することです。先ほどの例だと、12コマを4教科に分けるのではなく、12コマを使ってどれか1つの教科を重点的に学習したほうが、一般的には成績が上がりやすくなります。ただ、保護者はあれもこれも見てほしいとリクエストが出る。そんな時に説得力を発揮するのが『ハンカチトーク』です。三者懇談でハンカチを机の上に出し、こんな風に生徒や保護者に伝えます。

『例えばここに1枚のハンカチがあります。ハンカチを持ち上げるにはハンカチのどこか一部をつまんで持ち上げれば良い。どこをつまんでもハンカチは持ち上がります。反対に、ハンカチの色んな所をいじくったとしても、どこか1箇所をしっかり掴まなければ当然ながらハンカチは持ち上がりません。

勉強も同じようなところがあります。(ハンカチの一隅を指差して)例えばこの部分が英語、(また別の一隅を指差して)ここが数学。どこをつまんでも1箇所をしっかりつまんで持ち上げさえすれば、ほかの教科を含めて全体の成績が上がることがほとんどなんです。この夏休みは全体に好影響を与えるために、科目を絞って数学を中心に勉強しませんか?』

誤解がないように書いておくと、『教科を絞る』ということは、『それ以外の教科を全く取り扱わない』という意味ではありません。重点教科以外の教科でも、リクエストがあれば夏期テキスト等を渡し、宿題を出して夏休みの学習スケジュールを組んであげると良いでしょう。ただ、授業においては複数教科を平均的に取り扱うよりも、教科に優先順位をつけて重要教科を中心に対応してあげるべき、というのが私の考えです。

有名なパレートの法則。世の中の様々な部分は8:2の比率で成り立っています。『売り上げの8割は2割の商品からなる』『交通量の8割は道路の2割に集中する』『所得税の8割は課税対象者の2割が担っている』

ぜひ、夏期講習においても、授業を8割の時間を2割の重点領域にフォーカスする発想で取り組んでみられてはいかがでしょうか。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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