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小田原健一先生の情熱の個別セミナー13

2017年 11月 2日

小田原 健一(おだわら けんいち)
<経歴> 

神戸の中堅塾の個別指導部門の責任者を務める。
生徒数を18名から281名まで伸ばす。
不振校舎の業績改善においては、年度当初69人の生徒を半年で181人まで回復。
2013年、個別指導塾コンサルタントoffice lokki(オフィスロッキ)を設立。


<ご挨拶>

こんにちは。兵庫県で個別指導塾のコンサルタントを行っている小田原と申します。
生徒の成績も塾の経営もその本質は変わりません。
それは正しいことを、適したやり方で、必死のパッチに頑張ること。
間違ったことをどれだけ頑張っても成果は出ませんし、やり方が適していなければ成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまいます。
原理原則を踏まえて、また会話を大切にしながら、貴塾の課題克服に貢献できればと思っています。よろしくお願いします!

冬期講習までは受験生・冬期が明けたら中2・高2が最優先

いくつかの台風を経て、一気に季節が進んだように感じます。文化の秋・芸術の秋・読書の秋・スポーツの秋。秋は何か一つのことをじっくり掘り下げるのに最適な季節なのかもしれません。経営改善の秋… そんなのも良いかもしれないですね。貴塾にとって素敵な秋でありますように。
今回のお話は、これからの受験生の扱い方についてです。ついつい『ここから入試までは受験生が塾の中での主役』という雰囲気が出来上がりがちです。ただ、注意しておかないといけないのは、1月~3月は受験直前期であることに加えて、新年度に向けての募集期でもあるということです。年が明けてからは、受験生だけの対応に追われるのではなく、非受験学年の対応にも力を入れ、口コミ発生を促していきたいところです。

 

その為に、冬期講習までは受験生が塾の主役、冬期講習が開けたら非受験生が塾の主役というように主役を切り替えていかなければいけません。年が明けたら非受験生を盛り立てていくことで受信数の増加を狙います。受信のきっかけの一番大きなものは口コミであり、口コミを起こすためには在籍している生徒のテンションが上がっていることが大きな要因であるからです。

 

具体的には年が明けたら生徒集会や個別面談を行い、生徒の目標設定を行うとともにモチベーションを引き上げる。保護者会を行って『知り合いのお母さんも誘ってください!』という形でPRするのも良いかもしれません。中2生を対象に『1年前受験』といったイベントも効果的でしょう。様々な仕掛けが考えられますが、年が明けてから非受験生にアプローチをするにあたって1つ重要なポイントは、塾長先生の心理的・時間的な余裕を作っておくことです。受験生の対応に追われすぎてヘトヘトになってしまっては、余裕が無くなり効果的な作戦を実行することが出来ません。

 

『いやいや、中3の生徒がみんな志望校に合格すれば口コミになるはずだ!』そんな風にお考えの先生もおられるかもしれません。貴塾が地域トップの進学塾で、トップ高校の進学実績シェアがNo.1であれば、この仮説は成り立ちます。しかし現実的には個人塾の細かい進学実績に地域の人は大きく関心を持ってくれません。

 

もちろん、中3生への対応は重要です。受験対策を疎かにするという趣旨ではありません。ただ、受験生への対応と新学年の生徒募集の戦術は分けて考えることが生徒を安定的に獲得するために非常に重要と言えるのではないでしょうか。

 

その為には、冬期講習までは徹底的に中3生を塾の主役にして、冬期講習でケリをつけるべきです。冬期講習以降の中3生指導については、極端に言えば放っておいても過去問演習を自分一人で出来るくらいにまで仕上げます。もちろん冬期講習以降も質問対応など手をかけてあげないといけない部分はありますが『2月・3月になっても、まだじっくり単元の補習をしなければいけない』ということにならないようにしたいものです。

 

冬期講習のカリキュラムを考えるにあたっては、単元の総まとめのみならず、講習明けの勉強方法も合わせて指導し、それを実践させ、自立して受験直前期に臨める様に方向付けてあげることがポイントです。

 

貴塾にとって少しでもお役立ちいただければ幸いです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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