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小田原健一先生の情熱の個別セミナー2

小田原 健一(おだわら けんいち)
<経歴> 

神戸の中堅塾の個別指導部門の責任者を務める。
生徒数を18名から281名まで伸ばす。
不振校舎の業績改善においては、年度当初69人の生徒を半年で181人まで回復。
2013年、個別指導塾コンサルタントoffice lokki(オフィスロッキ)を設立。


<ご挨拶>

こんにちは。兵庫県で個別指導塾のコンサルタントを行っている小田原と申します。
生徒の成績も塾の経営もその本質は変わりません。
それは正しいことを、適したやり方で、必死のパッチに頑張ること。
間違ったことをどれだけ頑張っても成果は出ませんし、やり方が適していなければ成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまいます。
原理原則を踏まえて、また会話を大切にしながら、貴塾の課題克服に貢献できればと思っています。よろしくお願いします!

個別指導や自立型指導では学習カリキュラムを作ろう!

今回のお話は、カリキュラムについてです。貴塾では授業の学習カリキュラムを作られていますか?個別指導では生徒の学習ペースがなかなか一定になりません。『学校の進度に合わせて進む』という方針で運営されている塾さんが多いかと思いますが、時に学校は速いペースで進んだり、行事のときはほとんど進まなかったりとなかなか安定しません。

 

学校に合わせて塾では進んでいたつもりが、定期テスト前にチェックしてみたら学校よりも随分遅いペースになっていて、テスト範囲を全然網羅できていなかった…。個別指導や映像教材を使った自立型指導の塾で管理がしっかり出来ていないと、こういった状況が多発します。そうすると、三者懇談などで『塾ではテストの範囲を一通りやってもらってると思っていたら、そうではないんですね』と保護者からチクリとやられてしまいます。

 

こういった状況を防止する為に、ぜひカリキュラムを作ることをおススメします。個別指導や自立型指導でのカリキュラム作成のポイントは『イージーオーダー』です。スーツを仕立てるときのイージーオーダーのイメージです。フルオーダーだと費用が高額になるように、個別指導や自立型指導のカリキュラムをフルオーダーにすると手間がかかりすぎて、生徒数が多くなると破綻します。大きな部分はパターンを当てはめて細かいところだけを調整するのです。

 

大きな部分とは昨年の定期テストの範囲です。昨年の定期テストの範囲を今年に当てはめてざっくり次の定期テストの範囲を予想します。例えば英語だったら『次のテスト範囲予想はUnit5とUnit6』といった具合です。すると生徒が使っているワークで何ページ分を学習しないといけないかが分かります。例えば『●●ワークでp.65ページ~87ページの23ページ分しなくてはいけない』とったように、次のテストまでにすべきことが明確になるのです。

 

その量をテストまでの週数で割ります。先ほどの例では『全部で23ページをこれから4週間でやらないといけないので、1週間あたり約6ページ進まないといけない』ということが分かります。あとはこのペースで進んでいるかどうかをマネジメントしていけばいいのです。

 

もちろん、定期テストの範囲は予想ですので、変更することが十分考えられますが、その時は修正をかけて対応します。こういったデータを蓄積することで、テスト範囲の予想が、より精度の高いものになっていくことでしょう。その日の授業を『場当たり的なもの』にしないためにも、ぜひカリキュラムの作成をおススメします!

 

今日はカリキュラムについてご紹介いたしました。貴塾にとって少しでもお役立ちいただければ幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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