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森智勝先生の「地域1番塾への道」vol.63

「地域1番塾への道」2019.7月号-説得力(コピーライティング)№1の塾を目指して④

前回に続き、講習案内についてお話します。

 

定型の案内では「あいて(保護者)の心に刺さらない」という話をしています。そのためには、講習に臨む塾側の思いを伝えなければならない。そこで「添え文」をお勧めし、紹介しています。

 

添え文は「ないよりあった方がマシ」程度のものですが、上手に利用すれば効果があります。その「上手に」の一番は、「学年別に文章を変える」です。受験生(中3生)に向けた文章が1年生や2年生に通用するはずがありません。高校生はまた、別の内容にしなければなりません。確かに手間暇が掛かります。しかし、その手間を惜しんで、「誰にでも通用する文章」にしようとすれば、結局、味気ない定型文章になってしまいます。

 

ある塾は、夏期講習案内だけで30ページ以上に及ぶ壮大な文章を書いています。そこまでとは言いませんが、せめて学年別に案内(添え文)は作成したいものです。

 

以下に、中2生向けの添え文(春期講習用)を例示します。これも、しっかりと構成すればA4版一枚に収まる文字数です。

 


 

中学2年生及び保護者各位

2年生を「中だるみ学年」とは言わせない!

 

さあ、いよいよ中学2年生ですね。おめでとうございます。一年前、ちょっと大きめの制服に身を包み、どこか頼りなげだった「あなた」が、すっかり逞しくなった姿を見て、1年の月日の重さを感じます。

 

1年前、あなたは新入生と呼ばれました。1年後は受験生と呼ばれることになります。では今年は?

 

中学2年生には特別な呼称はありません。あるとすれば、「中だるみ学年」という有難くないレッテルくらいです。

 

確かに、中学2年生には新入生の緊張感もなければ、受験生のプレッシャーもありません。もっとも伸び伸びと中学生活を謳歌できる1年です。しかし、それを「中だるみ学年」と呼ばれるのは癪(しゃく)に障ります。もし、そんな見方が周りにあるのならば、断固拒否すべきです。

 

あなたは、昆虫の変態をご存知でしょうか。昆虫は「幼虫」「さなぎ」「成虫」と、その姿を変えます。1年生が幼虫、3年生が成虫だとしたら、2年生は「さなぎ」の時代です。「さなぎ」は一見、何の活動もしていないようですが、その内側では成虫になるための様々な準備をしています。あたかも、水面を滑るように泳ぐ水鳥が、水中では必死に足を動かしているように…。

 

そもそも、受験生とは本当に中学3年生だけを指す言葉なのでしょうか。目指す学校があり、それに向かって地道な努力を続けている中学生は、2年生だろうが1年生だろうが…全て受験生です。そう意識した瞬間、中だるみ学年とは無縁の世界が広がります。

 

もちろん、部活や友人との交友関係も充実させてほしいと願っていますが、だからと言って勉強の手を緩めていい理由にはなりません。学習面も充実させて初めて、意義ある中学生活と言えるのです。確かに、中学3年生のようにプレッシャーを感じて学習する必要はありません。しかし、だからこそ、じっくりと自らの学習課題に取り組み、「来るべき日」に備えて内なる力を蓄える絶好の1年と言えるのです。もし、他のライバル達が「中だるみ学年」を過ごしているとすれば、彼らに差を付ける絶好の機会でもあります。

 

○○塾は春期講習を新学年のキックオフと考え、「あなた」にとって今、なすべき学習カリキュラムを塾長・担当講師が熟考して作成しました。(同封別紙参照)ここに、一切の無駄は含まれていないことをお約束します。私は、春期講習を全ての講習の中で最も重要な講習と考えています。前述したように、これからの中学生活を充実して過ごすためにも、また、まだ危機感も無くノンビリと過ごしているライバルに差を付けるためにも…。

 

保護者各位
お子様は第2成長期を迎え、心身ともに人生最初の試練に直面する1年が始まります。私は教育者の端くれに立つ者として、その試練から逃げず、雄々しく立ち向かってほしいと願い、せめて学習面に関してだけは塾として出来る最大限のサポートをお約束します。ぜひ、保護者の皆様には厳しくも暖かく見守っていただき、お子様の人生を左右する1年を後方から強くご支援いただきますようお願い申し上げます。

○○教室 塾長 ○○ ○○

 

 

 


 

2年生はどうしても各講習の受講率が下がる学年です。それを少しでも下支えする文章になっています。多くの塾の塾長と話をしていると、塾長自身が「2年生の講習受講は期待できない」と諦めている様子が伺えます。しかしそれでは、塾も生徒も不幸です。あなたが講習の重要性を説き、1人でも多くの塾生が講習受講するように頑張ってください。

「諦めた時がゲームセット」ですよ。

 

 

 

塾生獲得実践会(全国学習塾援護会)
森 智勝

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