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小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」89

小笠原先生のコラム

小笠原先生

小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

いよいよ4月新年度です。塾を取り巻く環境は決して良くはありませんが、この時期は決意も新たに頑張ろうと思う時期です。しかし昨年一昨年は本当に新型コロナに振り回された年でした。見えない恐怖に日本中が怯えおののいていましたが、相手の様子がだんだん分かって来て以前のような得体のしれない恐怖は感じてはいませんが、やはり手洗いやマスクは必要なようですから、この習慣は続けていきます。

私が楽しみにしていた朝ドラも、4月8日には終わってしまうそうです。終盤の週で英語会話の平川先生が「赤ちゃんに戻って、英語の言葉を一つ一つ赤ちゃんが覚えて話し始めるように勉強していったら、必ず英語は話せるようになります」と説明していました。まさに私が実践している「聴-話-読-書のミシガンメソッド」です。日本人が日本語を覚えたような順番で、英語も勉強すれば必ず話せるようになれます。でもドラマのような独学では時間もかかり大変で、だから私が教室でその効果的なやり方を目的に合わせて教えています。

教室では動画授業をタブレットではなくてパソコンを使っています。リスニングに加えてキーボードでの英文タイピング授業や商業高校の生徒に情報処理、そしてビジネス文書作成授業などもやっています。衛生面を考えて、キーボードやマウス操作をする前に生徒たちの手指消毒を10年以上前からやっています。また今でも必ず挨拶を生徒一人一人としながら生徒のその日の様子を見て、私自身で手のアルコール消毒と体温そして二酸化炭素濃度計を設置し、血中酸素濃度を各生徒の指に挟んで測っています。

生徒数が少なかったので第6波ピーク時には、数名しか教室に入れず授業が出来たのです。少ない人数ですから心配な生徒は十分見られましたし、保護者にもよりこまめに連絡でき安心されました。これは怪我の功名と言えることでした。

おかげさまで令和4年も高校はA日程に、そして大学も推薦を含め全員合格です。何年連続でしょうか、今年こそは以前のような本格的な募集を始めるつもりでおりますが、少ない人数のまま一人ひとりを塾長の私が見て今以上に生徒や保護者へ直接対応をし、極小数個別授業を実践してゆくのも悪くないなと、コロナ禍は教えてくれました。

塾業は世の中の景気にやはり左右されがちです。私は40年近い塾業でバブルの全盛、崩壊、9.11テロ、リーマンショック、二度の震災を経て現在2年間の新型コロナウイルスショックとロシアのウクライナ軍事侵攻を経験しています。昔もそれぞれの危機の時にこれからの日本はどうなるだろう・・・と心配したものですが、さすがに今回の長いコロナ禍とロシアの軍事侵攻の影響は不安の方が大きいです。そして頻発する地震も心配です。

今後も、しばらく景気は良くならないでしょう。アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備理事会)の金融引き締めで円安がさらに進み、世界的なロシアへの経済制裁で原油を始め小麦やトウモロコシ、それを原料とする飼料など多くがこれから世界でさらに不足してゆきますから、全体的に物価は必ず上がります。その時の不景気風は、大きい塾にはより強く吹き付けるかもしれません。その時、吹き飛ばされないように踏ん張るのはきっと大変でしょう。

そこで私が提唱するワンオペ塾経営の出番かもしれません。風が強い時は身をかがめて風を避けましょう。嵐が去るのをじっと我慢してチャンス(時)を待ちます。だから嵐の前の風が強くない今は、動けるチャンスかもしれません。あくまで予想ですが物価が上がっている夏以降には、もう思う様に動けなくなるかもしれませんから、今のうちに動けるだけ動いて経営をより良くしておくべきだと思います。ですから塾同士の競合がまだあまりなくて、小中学生にはかなり知られたマインクラフトのプログラミング教室は、今のような先の見えない時代の塾経営には、必ず救世主となるものでしょう。

しかし塾業界だけの尺度で塾経営を考えているとやはり不安になります。世界の原油が上がれば2~3週間後には、近くのGSのガソリン価格が必ず上がります。そんな今の世界経済は、巡り巡ってその経済状況が我々の塾経営にじわじわと影響してくるのは必至ですから、私は様々な事に目を配りアンテナを張るようにしています。そう考えると塾業は奥が深くて大変な仕事であると再認識すると同時に、まだまだ多くを学ばなければならないと感じています。

自分が分かる事と、分かっていることを生徒に分からせる事は、まったく異次元の話です。なんで生徒はこれが分からないのだろう・・・と悩む前に、自分の教え方をもう一度検証してみましょう。動画は一つの教材です、最後は塾長の言葉で親身に教える事が必要なのではないでしょうか。ワンオペ塾経営は教務そして経営と大変ですが、塾長を人間的に大きく成長させてくれる仕事だと確信します。

To be continued・・・・

(追伸)ユーザー皆さんのお話も時々載せたいと思います。それで約800字以内程度で先生方の経験談を募集したいと思います。塾経営で困ったことと言えば、今ならコロナ禍で生徒が集まらないとか、永遠の塾の課題として、生徒の成績がなかなか上がらないなどの話になるかもしれませんが、そんな話でも構いません。その問題をどのように乗り越えてきたかとか、そんな問題で溜まったストレスの解消法など教えていただき、皆さんにご紹介したいと思います。よろしくお願いします。

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名大SKYコラム担当 塾ミシガン高知 小笠原隆政

 

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