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Yoriko先生のオーストラリアを読んで味わうコラム5

Yoriko先生 ウォリス依子(Yoriko Wallis)
・Abacus By Wallis運営 

27歳でオーストラリアに移住。ソフトボール選手として全豪リーグでの試合を経験する。「努力を成功につなげる法則」を伝えようと、ケアンズにそろばん教室を開くが、開業から1年も経たないうちに生徒の半分が離脱。やってきたことが否定されたと落ち込む日々が続く。

心理学、コーチング、ビジネス――。さまざまな分野で打開策を続けること6年。ようやくたどり着いたのが「好きなことをして成功する法則」実践すると、生徒・保護者から愛される教室に。累積生徒数は250人を超え、10周年を迎えるまでに成長。

現在は、魂が望む人生を手に入れ、次のステージで成功する人を増やしたいとコンサル業も行っている。

日本V Sオーストラリアのおもしろ3選

今月から学年最後の学期、4学期が始まるオーストラリア。小・中学生は12月から始まる夏休みとクリスマスのことで頭がいっぱいになり、高校生は11月に学年末テストがあるので追い込みに入る時期。汗ばむ手がノートにはりつく季節ともあり、バテない程度にがんばろう(笑)と声をかけます。

さて、オンラインが普及して、日本のそろばん教室との交流が増えました。先日、日本の各地でそろばん教室をしている先生たちが集まる、オンライン練習会「Stay Home」のゲストで来てほしいと招待がありました。

この練習会は、コロナ禍になった2年前にはじまり、毎年2回ずつ開催されます。生徒はそれぞれの教室から5〜10名ずつ参加。中級〜上級レベルの小学生、約60名が集まります。

今回の私の任務は、英語の読み上げ算と、オーストラリアを紹介する20分のプレゼンテーションでした。

オーストラリアに移住して15年。改めて「紹介して」と言われても困るものです。知りたいことは、ネットでいくらでも検索できる時代。都市、人口、面積、ツアー関連などの一般情報を見ても、プレゼンテーターの私の興味をそそりません。

考えた挙句、基本情報はそこそこにして、日本vsオーストラリアを切り口に、思い込みやあたりまえを覆してしまおうというものにしました。

ここで、子どもたちに反応のあったものを3つ紹介したいと思います。

  • ①オーストラリアで日当たりの良い家を建てるなら北向き
  • ②オーストラリアで北極星を頼りに旅をすると迷う
  • ③オーストラリアの渦巻きの回転方向は日本と逆。

基本的には、北半球の日本と、南半球のオーストラリアの違いです。

まず、①オーストラリアで日当たりの良い家を建てるなら北向き というのは、南半球は、太陽が東から昇り、北の空で1番高くなる。沈むのは西。そのため、日本人が好む日当たり良好の家は北向きになるのです。自宅の屋根に太陽光発電のソーラパネルを設置するなら、1日で最も長く日の光が当たる北向きの屋根に取り付けます。

次に、②オーストラリアで北極星を頼りに旅をすると迷う というのは、オーストラリアでは、北極星が見えないからです。1年中同じところに見えると小学生の頃に学んだ星。方角がわからなくなったら北極星を探せば北がわかるから大丈夫と言われた星。見知らぬ土地のオーストラリアにはありませんでした。そう、ところ変われば、見える星と見えない星があったのです。北極星が見えないということは、北斗七星も見えません。代わりに、南半球では、オーストラリアの国旗にも刻まれた「南十字星」という星がありました。冬から春にかけて見える星です

最後に、③オーストラリアの渦巻きは日本と逆 というのは、文字通り、渦という渦は、反時計回りの日本に対して、オーストラリアは時計回りに回転します。台風も、排水溝の水の流れも日本とは逆回転。

練習会を終えて、子どもたちから、とてもおもしろかった、勉強になったという声をいただきました。

私は「なぜ日本と逆なのか、わかったら教えてね」という言葉を置いていきました。きっと、興味を持った子どもは目を輝かせて調べているはず。その姿を想像したときのワクワクを私の胸にも残してくれた練習会でした。

 

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