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森智勝先生の「地域1番塾への道」vol.27

森 智勝(もり ともかつ) <プロフィール>
全国学習塾援護会 主宰、塾生獲得実践会 代表
・26歳で学習塾設立、7教室を経営する。
・平成14年 塾専門のマーケティング勉強会「塾生獲得実践会」設立
・平成18年 「全国学習塾援護会」設立
・現在、全国各地で塾経営者を対象としたセミナーの講演、スタッフ研修に奔走。
全国私塾情報センター主催の「春季大都市縦断セミナー」「地方塾セミナー」に講師として参加。
机上の空論ではない具体的な内容と、参加者にプラスのエネルギーを生じさせる講演には定評がある。今、最も支持されている塾経営アドバイザーの一人。

2014.12月号‐子どもをやる気にさせる地域№1塾になるために2‐

やる気=モチベーションを上げる動機付けの方法は2つです。

 

外からの刺激によって動機付けすることを、
外的動機付け=インセンティブと言います。
卑近な例で言うと、

「テストで100点取ったらゲームを買ってもらえる」

というのがインセンティブです。
こうした例を挙げると、

「モノで人を釣るのは良くない」

という批判が付き物ですが、
後述するように種火として使うには有効な手段です。


それに対して、内なる情熱を燃やす動機付けを、
内的動機付け=ドライブと言います。
好奇心や向上心が、その構成要素です。
これらが育っている人は、少しの刺激(種火)で自家発電装置が発動し、
エネルギー(モチベーション)を発し続けることができます。

 

別の視点からカテゴリー分けすると、

「劇的動機付け」

と、

「日常的動機付け」

があります。
劇的動機付けとは一生に数回、人生が変わるような劇的な出来事を指します。
私事ですが、中学2年生のときに父親が急死し、私は大きく変わりました。
子ども心に、

 

「自分がしっかりしなければいけない」

 

と思ったものです。
級友より早く、

「大人」

になった気がしたものです。
劇的動機付けは人を大きく変えますが、
そんな出来事がそうそうあったのでは心が壊れます。
そこで重要なのが日常的動機付けです。
ほんの少し、

 

「今日一日がんばろう」

 

と思える動機付けです。

 

我々塾人が生徒に提供しなければならないのは、この日常的動機付けです。

 

もちろん、最終的には内的動機付けを、
自分で自分に与えることの出来るようになるのが理想です。
しかし子供は未熟です。
そうした人物になるために成長していく存在です。
我々指導者は、日々の学習指導を通して子どもたちの成長を促すことを、
仕事としています。

日常的なインセンティブとドライブを提供することで、

 

「今日一日、明日一日をがんばろう」

 

と思わせてください。

 

その第一段階として、子どもたちのモチベーション向上を、
阻害するものを排除することです。
子どもは塾の現場で、どういう時にモチベーションを落とすのでしょうか。
小さな例から取り上げましょう-宿題を出されたときです。

 

塾が好き、先生が好きという生徒はいっぱいいます。
しかし、宿題が好きな生徒は皆無と言っていいでしょう。
ほとんどの塾が授業の最後に宿題を出します。
その瞬間、生徒のモチベーションは下がります。
モチベーションを下げたまま帰宅します。
これは避けたい。
ましてや、

「適当な宿題」

なら尚更です。

 

こんな宿題の出し方をしていないでしょうか。

 

教師:

 

「では宿題はワークの24ページから27ページまで。
ああ、次のエクスサイズも出来るか。
じゃあ、24ページから30ページまで宿題」


生徒:

 

「え~、多い!」


教師:

 

「うるさい、ちゃんとやって来いよ!」

 

授業の組み立てをちゃんと考えていれば、
その日の宿題は事前に決まっているはずです。
それならば、宿題を出すタイミングは授業終了時に限る必要はありません。
そして、最も重要なことはインフォームド・コンセントです。
その宿題がどれだけ重要で効果的なものかを説明することです。

 

例えば新しい文法を説明し、例題を解かせた後に、

 

「この練習問題5問は、今日帰ったらスグやってくれ。
せっかく理解した文法を定着させるためには、
早く復習しておいた方が効果的なんだ」


と宿題を提示します。
生徒にとっても納得できる宿題ならば、
それでモチベーションを下げることにはならないでしょう。
また、授業の最後にまとめて宿題を提示することも避けられます。

 

これは小さな例ですが、
日常的に存在する

「モチベーションを下げる瞬間」

を退治していくことが必要です。
続きは次号で。

 

塾生獲得実践会(全国学習塾援護会)
森 智勝

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