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小田原健一先生の情熱の個別セミナー19

2018年 5月 7日

小田原 健一(おだわら けんいち)
<経歴> 

神戸の中堅塾の個別指導部門の責任者を務める。
生徒数を18名から281名まで伸ばす。
不振校舎の業績改善においては、年度当初69人の生徒を半年で181人まで回復。
2013年、個別指導塾コンサルタントoffice lokki(オフィスロッキ)を設立。


<ご挨拶>

こんにちは。兵庫県で個別指導塾のコンサルタントを行っている小田原と申します。
生徒の成績も塾の経営もその本質は変わりません。
それは正しいことを、適したやり方で、必死のパッチに頑張ること。
間違ったことをどれだけ頑張っても成果は出ませんし、やり方が適していなければ成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまいます。
原理原則を踏まえて、また会話を大切にしながら、貴塾の課題克服に貢献できればと思っています。よろしくお願いします!

夏期講習は最大の成績アップチャンス!

タイトルをごらん頂き『そんなこと分かっているよ!』と塾長先生のお叱りが聞こえてきそうです(笑)。長年の指導経験がある先生には、釈迦に説法となってしまうかもしれませんがお許しください。今月は、夏期講習が成績が上がるような設計になっているかどうかを確認する、そのチェックポイントをご紹介します。貴塾の夏期講習の準備にご活用いただけると幸いです。

 

①夏期講習の目的や学習目標を生徒と共有しているか?
『7月○日から8月○日は夏期講習期間ですよ』と夏期講習期間の説明はなされていても、夏期講習を通じて何を成し得たいのか、何点を取りたいのか、何の為に夏期講習を受講するのかといった夏期講習の目的や学習目標を生徒と共有できていない、という塾は実は多いのではないでしょうか? 私たち大人でも目的のよく分からないことにはモチベーションは上がりません。生徒や保護者に夏期講習の目的や学習目標をしっかり伝えることが重要です。

 

②勉強時間は確保されているか?
量は質に転化します。夏休みは1年の中でもっとも生徒の自由な時間がある期間です。塾の授業回数はできるだけ多くしたいものです。夏期講習の価格をどうするかといった諸問題があるところだと思いますが、できるだけ長い時間を生徒に勉強させられるような設計を考えたいところです。宿題も課したいところです。座席に余裕があるなら塾に呼び出してじっくり勉強させるのもいいでしょう。

 

③アウトプット(総合演習)は組み込まれているか?
特に受験学年の夏期講習では総合問題演習が重要です。通常の夏期講習テキストは単現ごとに区切られた復習用(再インプット用)のテキストが多いことでしょう。入試問題の過去問や総合問題が扱われているテキスト等を活用し、アウトプット演習に時間を割きましょう。

 

④暗記指導が計画的になされ、チェックしているか?
『覚えとけよ~』ではなかなか生徒は暗記に取り組みません(笑) せっかくの長い期間の夏休みです。暗記についても計画を組み、実際に覚えたかどうかをチェックしましょう。

 

⑤学校の宿題のチェックをしているか?
8月も後半になると学校の宿題に終われる生徒が出てきます。中には『学校の宿題が終わってないので塾を休みます』なんて生徒が出てくる始末。また夏期講習で塾が課した内容を生徒が頑張ったとしても、月末に学校の宿題にテンテコマイといった状況になってしまうと保護者の満足も半減します。宿題ができたらシールを貼るような一覧表を作り、お盆までに学校の宿題が終わるよう引っ張っていくことがポイントです。

 

⑥夏期講習に向けての動機付けがなされているか?
夏期講習が始まるまでに全体での説明会や個別面談など生徒への動機付けをかけましょう。夏期講習の初日はプロ野球の開幕日のようなもの。塾全体で大きく盛り上げ、生徒のテンションを最大に上げていけるような仕掛けを打っていきましょう。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

 

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