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小笠原先生の
「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」22

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 

もう12月です。早いもので期末試験も終わっている公立学校もあればこれからという私学もあり、中学生から高校生まで様々な学校から来ている生徒がいる私の教室は11月半ば頃から12月の半ばまでが試験期間になります。以前は試験中の日曜日に無料で生徒の試験対策をしていました。という事は約一か月私は休日がないわけです。無料ですから自由参加で休んでも良いわけですが、おかしなことに来てほしい生徒ほど来ないのです。日頃から真面目にやって成績も心配ない生徒がきちんと来るので、来てほしい生徒には本人そして保護者に事前に連絡を入れますが、「わかりました。」というだけで来ません。

 

私もやっている以上は効果的な授業をしたいと、英語のリスニング問題を私の生の発音でやったり、昨年の出題問題をやったりすることで参加者は増えてきたのですが、それがまた逆効果になり始めたのです。私の教室はチケット制ですから試験前に詰めてきて試験明けは休むことで、一か月間の授業日数を自由に生徒は調整できるわけですが、試験前の日曜に来たら無料で普段は受けられない試験対策が受けられるという事で、試験前の日曜が満席になり、対応できなくなってしまったのです。更に通常授業のチケット回数も試験前に減らす生徒も現れました。こちらとしては少しでも生徒のためにと無料で時間を区切って、学年別に中学生のみで大変好評な授業でしたが、私学生や高校生には対応できなくてその生徒たちには不公平になるし、私自身が休みがなくて疲労困憊してしまい、数年前には辞めたのでした。

 

でもそんなサービスをしない今の方が生徒数はずっと多いのはなぜでしょう、生徒のためにとこちらが身を削って無料で奉仕をしたとしても、生徒にしてみればそれが授業料に含まれている、当たり前の事なのです。ですから生徒たちの方が私よりはずっとドライに塾を考えている事に気づき、シンプルな授業に徹しようと考えたのです。私しかできない指導法を生徒や保護者にアピールしていこうと考えました。そうすればオプション授業での別料金で日曜の授業をやった方が、もっと値打ちは有ったかもしれないと今では思います。

 

周りにはたくさん競合の塾があります。それぞれの塾が個性を出して生徒獲得し経営されているわけですが、私が彼らに負けないと自負するものは32年という実績と周りの塾長より、また生徒の親よりも長く生きている事です。そして欲張らない事でしょうか、定員制で自分自身で目が届かない生徒数以上は取りませんし、預かった以上はしっかり親と生徒と向き合います。それができるのは私一人でやっているからと、機械でできることは機械に任せて新しい技術や機材を、どんどん導入しているからできるのです。

 

名大SKYの素晴らしい教材も中には使えないという塾長もいます。でも世の中にパーフェクトな物などありませんから、良いと思った教材を生徒一人一人に合うよう、その指導にアレンジを加えられる力がその塾長にあるかないかではないでしょうか。でも今でもパソコン学習塾なんて大丈夫?と言いながら体験に来て、「今通っている塾よりずっと分かる!」とその塾を辞めて、翌月より来る生徒がたくさんいるのですから、やはりeduplus+は素晴らしいのです。

 

生徒各自への指導アレンジ方法を教えてもらいたい?それはあなたの生徒さんに合わせてのアレンジからマニュアルは有りません。保護者も生徒も誰一人同じ人はいませんから、一人一人に対処していくしかないのです。でも悩みは尽きませんよね、無料の小さな塾長サークルを主宰しています。ご連絡ください、お悩みを話すだけでも心が軽くなりますよ・・・。

to be continued…

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