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森智勝先生の「地域1番塾への道」vol.61

「地域1番塾への道」2019.3月号-説得力(コピーライティング)№1の塾を目指して①

 説得と納得は対語です。人は納得してはじめて行動に出ますし、納得して行動
しなければ効果がありません。

 

 スポーツの世界ではインフォームドコンセントが重要視されます。「この練習
は〇〇を目的として〇〇の効果がある」ということを選手に説明し、納得の上で
練習させないと効果が低くなるというわけです。昔のような根性論や精神論では
世界に太刀打ちできないのです。「黙って俺について来い」は通用しません。

 

 勉強も同じです。生徒に辛い作業を強いるのですからインフォームドコンセン
トは重要です。ちゃんと説得できない指導者に諾々とついていく生徒はいないで
しょう。

 

 ことは塾経営にも同じことが言えます。いくら素晴らしい指導をしていても、
それを分かりやすく説明し、相手(見込み客)を納得させなければ、行動(問い
合わせ・入塾)につなげることはできません。ここでも説得力は重要なスキルで
す。

 

 今回から始まるコーナー「説得力(コピーライティング)№1の塾を目指して」
では、様々な事柄についてライティングやスピーキングのスキルについて例を挙
げながら解説します。

 

 今回はイントロダクションとして「あきらめるな」のメッセージに付いて取り上げます。

 

 我々指導者は生徒に対して、「最後まであきらめるな」ということを強く訴え
ます。しかし、そう直接的に言葉にしても、相手(生徒)は納得しません。右の
耳から左の耳にスルーされるのがオチです。そこで私は、次のような逸話(物語)
を話すことにしています。

 

 皆さんはロード・オブ・ザ・リングという映画をご存知でしょうか。「指輪物
語」をモチーフとした三部に分かれるハリウッド映画の大作です。その最終章の
最後の場面。人間の軍団と魔界の軍団が最後の闘いに挑みます。人間の兵士たち
が隊列を組んで待っていると、山の向こうから魔界の軍団が10倍、100倍の勢力
でやってくるのが見えます。兵士たちが怯(ひる)み、動揺を始めます。その時、
主人公が馬にまたがり剣を振りかざして叫びます。「確かに、我々人間が魔界の
奴等に敗れる日が来るかもしれない。確かに、我々人間が奴等に支配され虐げら
れる日が来るかもしれない。しかし…」この後、彼はハリウッド映画史上最高の
セリフを吐きます。「しかし、それは今日ではない!」…But, it is not this
day ! と叫んだのです。確かに、受験勉強の日々は辛く、苦しいものです。「も
う止めよう、もう志望校を諦めよう」と思う日が来るかもしれません。しかし…
「それは今日ではない!」のです。今日できることが必ずあります。明日できる
ことが必ずあります。今日できることを今日やり、明日できることを明日やる…
そうやって1日1日を乗り越えていった者だけが本当の栄冠を掴み取るのです。
誤解を恐れずに言えば、行った学校の名前で人生は変わりません。でも、そこを
目指して必死で努力した者とそうでない者とでは確実に人生が変わります。あな
たは受験を通して「生きる力の尻尾」を掴むのです。辛くなったら唱えてくださ
い。「しかし、それは今日ではない!」と。あなたを支える魔法の言葉です。

 

 時間にすれば2分程度です。2秒で終わる「最後まであきらめるな」を2分か
けて話すことで説得力が生まれます。塾の現場では重要なスキルです。ぜひ、ト
ライしてください。

 

 次回以降、様々な場面でのスピーキング&ライティングについて話を進めてい
きます。

塾生獲得実践会(全国学習塾援護会)
森 智勝

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