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小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」74

3月、塾として受験の時期も、最終段階に差し掛かりました。生徒によっては2月ごろから落ち着きがなくなったり、少し鬱気味になったと思えば急にハイな感じになったりと、近づく入試のプレッシャーから気持ちが落ち着かなくなる頃です。生徒たちは不安でたまらない心の内なのですが、ここはあまり心配する必要もないと思います。結局は自分で乗り越えるしかないのですね。高校進学を希望するみんなが経験することですから、乗り越えられない事は絶対になくて、終わった後生徒たちはすごく成長します。私たちは頑張って受験生を合格させましょう!

でも塾の私たちは何年も受験をやっていますと慣れっ子になってしまって、生徒への対応がルーズになっているかもしれません。しかし、生徒にしてみれば今回の受験が初めてであり、不安で一杯なのです。その不安な気持ちを理解して、逆に落ち着かせ勉強させる事は塾長として大切な役目です。模試などの結果で生徒は一喜一憂し、中には保護者から「こんな成績では困るから、必ず合格するように指導してほしい!」とすごまれる事もあります。若い頃はそんな親がある意味怖かったですね、「それなら塾の回数を増やしてほしい」とも言えなかったのです。親によっては「塾の回数を増やしたらどこの塾でも合格させることはできるだろうけれど、そんなにこちらも余裕がないから、与えられた条件でここは何とかしてもらえると知人に聞いたので、なんとかしてほしい・・・」などと、若い頃は言われました。今考えれば無茶な話ですが、まじめにその話を考えて対応していました。

そして後でわかったことは「生徒が塾に来て変われば親も変わる」という事です。塾に週に2回しか来ない生徒でも楽々入試には合格していましたし、4~5回来ても心配な生徒もいました。でもその生徒の根本的な違いは、塾に多く来る生徒ほど自宅学習ができていないという現実だったのです。それが分かったのは他の塾から成績が上がらないからと転塾してきた生徒が、塾の教材を教室において帰ろうとした時にわかりました。前の塾ではそれが普通だったようで、塾に自習室もあったからです。はっきりそれはここではできないと禁止したのです。自習室は便利なようですが塾が閉まっている時間は使えませんから、使い方によっては生徒をダメにする一面もあるのですね。私は宿題こそは出しませんでしたが、今日やったところは家でも復習するように話し、次回来た時にそこの簡単な試験をさせるようにしました。その経過の様子は親にも話して家庭学習の協力を仰いだのです。私が子どものために一所懸命にやっている事は親にも伝わり、あまり塾のやり方にとやかく言う親はいなくなりました。さらに自塾で特別に制作した毎回の安全メールと、その時に各自に添える言葉も保護者には大変喜んでもらえるようになりました。

これらは私自身の塾経営の不滅のポリシーです。だから多くの生徒は見られないですが、それで良かったと思っています。だから「小笠原先生に見てもらいたい」という生徒たちがいて今まで続けられてきたようにも思います。コロナ禍の中、もう一度塾開設当時の原点に立ち返って自塾を見つめ直されてはいかがでしょうか、塾長自身が何か忘れていることに気が付かれるかもしれません。

To be continued・・・

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