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小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」75

新年度の4月になりました。昨年の今頃は前代未聞の世界的なコロナ騒動で学校が長期にわたって休校になり、塾ではあまり普及していなかったzoomネット学習が一般的に広まりました。例年やっているような生徒募集が出来ずに、2020年度はどうなる事かと心配もしましたが、あまり無理をしなくて私だけですべてに対応できる、いわゆる「ワンオペレーション(ワンオペ)」を永年実践してきましたから、塾の休日も取りましたが休み中に生徒の家庭訪問をするなどしながら、またメールなどで保護者との対応を続けていたおかげか、一名の退塾者も出さずに塾を再び始める事が出来ました。持続化給付金などのお話も聞きましたが、その条件に当てはまるほどの売り上げの減少は幸いなくて一学期を終了でき、ほとんど宣伝もしていないのに夏休み前には、新入生も迎える事が出来ました。私の塾経営方針は預かった生徒は、「月謝未納が発生しない限り、塾の運営を乱さない限り私からは辞めさせない」というもので、「すべての生徒を私が責任を持って直接指導監督する」事を預かる時にお約束していますから、予想もできなかった長期のお休みをとっても、塾長の私を信頼していただいて退塾者が出なかったのだと思います。

よく「塾生を増やすにはどうしたらいいでしょうか」とか研修議題に上ります。宣伝広告のやり方やら授業料が数か月間無料だとか、進学実績のアッピールなどに話は及びます。どの方法も正道ですがお金がかかる事が多くて、なかなか中小の多くの塾では生徒募集に大手のような宣伝経費はまずかけられませんし、最近は保護者も賢くなってよくテレビなどでCMを見る塾は、結局は授業料にそれらの経費が乗せられている事はよく知っていますから、あまりに広告の多い塾は逆に避けられる事が多いようにも思います。さらには「最近あまりに広告が多いところは、経営が苦しいから広告をしているのかもしれない」とさえ思われるとも、聞いたことがあります。

そんな大手のやり方はここでは触れずに、我々小規模の塾がどうすれば生徒が増えるかという事ですが、私はまずは「今いる生徒をできるだけ辞めさせない事」と思います。中学生の目標である高校受験が終われば、その塾にたとえ高校コースがあったとしても、中3生の何割かは確実に卒塾してゆきますし、もし残ったとしても高校によって授業レベルはまちまちですから、中学生のeduplus+のようなそれぞれの教科書に合った細かい補習や試験対策はできません。でも生徒は続けて塾に来るように塾長が強く勧めると、生徒はさも今までと同じような補習や試験対策を、高校授業でもしてくれるように錯覚してしまうのです。でもそれは実際にはとても無理で、そうなると授業はネットなどでの一般的な教科書とは関係の少ない内容で、学校でもらったワークや宿題などにも手つかずになってしまい、結局生徒は期待した中学の時のような塾の授業ではないので、辞めてゆくようになります。するとせっかく増えた生徒が、また減ってしまうのです。
ですから中学生の生徒数を高校でも維持することは、塾長一人の塾では大変きつくなりますから、指導科目を限定してするなど「中学とは同じ指導はできないが英数の補助的な授業はできる」くらいにして、卒塾生を主体に一般高校生の募集はしない事をお勧めします。

しかしそう続けていると少しずつ高校生も増えてきて、大学受験の指導もしなくてはいけなくなってきますね。その時には生徒に合った動画教材などを利用されるといいでしょうけれども、それらは万能ではない事は知っておくべきです。私は専門の英語・英会話やリスニング対策、そして小論文を他塾との差別化に利用して頑張っています。

To be continued・・・

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