小笠原先生の明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって

小笠原先生のコラム

小笠原先生 小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

 

  猛暑と大雨が印象深い8月がやっと終わり9月の新学期を迎えました。でもこんな表現は、もう公立学校でも通用しなくなっています。高知市の公立中学校は8/28に始まっており、県立高校は早いところで8/21から2学期が始まっていますから、生徒や学校関係者も大変でしょうし、塾はとても8/31まで終日夏期講座などやってられない時代となりました。塾によりましては働き方改革の流れで夏休みを長く取り、夏期講座後半として8/19から午前中も授業を入れて終日授業をやっているようで、塾の駐車場に講師の車が朝早くから深夜まで止まっているのを見ると、生徒は入れ替わってまだ楽だろうけれど講師はさぞ大変だろうな・・・と想像しています。でも8/21から2学期が始まったら塾の夏期講座など関係ないわけですから、夏休みが短くなることは間接的に塾の経営を圧迫しているようにも思います。

 

 夏期講座はいかがでしたか、よく聞く答えが「年々生徒が集まらない・・・」という事です。もし大手塾が毎年同じ規模で夏期講座をやっていたとしたら、講師の時給は昨年よりは上がっているだろうけれど、参加人数が減ってくれば当然その講義の収入は下がります。という事は経営母体の塾の儲けは確実に減っているという事になります。私のように塾長一人でやっていれば「今月はきついな、少し節約しよう。」で済みますが、講師が働いている塾はそうはいきません。講師の給料を少なくするわけにはいかないでしょうし、自然と塾の利益は少なくなりますから、その責任として講師会議などで経営者から責められるかもしれませんね。というのもよほど大きな塾でない限り、各講師が生徒募集のチラシなども制作していてポスティングまでやっている話はよく聞きます。チラシの制作やポスティングに駆り出されて、さらに売上が減った責任まで言われたら・・・。人を使う事はやはり簡単ではありませんね。

 

 そして来年度の大学入試の抜本的な改革に始まって、大きな教育改革が行われようとしていますから、今までの塾経営の経験やノウハウは前のようには役立たないようにも思います。私もメールで励ましの言葉を送っても大半はありがとうございますと言ってくれますが、一部「また塾の先生のメールが来た、そんなにいつも頑張れない・・・」と辛い気分になる親や生徒の存在も知ったのです。そんな親には面談もメール連絡もしません。週2回英語が分からないと来ていた生徒が、最近数学が分からないと数学ばかり勉強し始め、結局英語の成績は少ししか上がらず数学はかろうじての合格点。最初から英数で時間数を増やしてくれたらよいのに、倍速機能を使って何とか英語も数学も両方をこなしています。

 

  生徒も親も確実に変わってきています。言い換えれば以前より要望や反応が極端になってきたように感じられますから、我々も成績向上や受験合格の塾の本質を変えないためにも、より柔軟に変わってゆかないといけないように思います。

 

 

To be continued・・・

 

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