小笠原先生の明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって

小笠原先生のコラム

小笠原先生

小笠原 隆政(おがさわら たかまさ) <プロフィール>
塾ミシガン高知 代表
・1985年 米国ミシガン大学の語学理論を用いた英語・英会話教室を開設
不変の語学理論(聴・話・読・書)の応用実践教育を展開
学習時間が自由に選べてキャンセル、変更が自由にできるチケット制を導入
・2004年 英語教室では大変成果があがり、多くの方に切望されていた総合塾に改編
パソコン教材も導入し、他の科目も語学理論に沿って立体的に応用指導
・2015年 教室創立30周年名大SKY連載コラム「明日の空に向かって」の執筆開始
教室が英語の四技能を測れるCBT検定の「GTEC」検定会場に認定される
大きな塾よりは自分の目の届く範囲での直接指導塾にこだわって経営している

2025年5月 小笠原先生の「明日の空(Tomorrow’s sky)に向かって」118

あんぱん
「何のために生まれて何をして生きるのか、答えられないなんてそんなのは嫌だ・・・」
『アンパンマンのマーチ』の歌詞ですが、じっくり読み返すと哲学のような歌詞です。今高知出身の漫画家やなせたかしさんをモデルにした、NHKの朝の連続ドラマ「あんぱん」が始まっています。しかしこの難解な歌詞に子どもでも歌えるかわいいメロディーを載せたのは、私の大好きな作曲家の三木たかしさんです。編曲も実にかわいく作られています。

この『アンパンマンのマーチ』の話は置いておいて、この方の経歴を見るとすごい方だと分かります。絵は上手だしエッセイや歌詞も書き、お芝居の演出や司会もできた方なのです。私の出身高校の先輩に当たりますが、地元新聞社の仕事では飽き足らず、上京して一年ほど後から東京で活躍されます。器用にいろんなことができる方でしたが、漫画家としては遅咲きだったようで、代表作の『アンパンマン』が映像化されてヒットしたのは、60代の時だったようです。

人生は諦めない事ですね。良くない時があってもやりたいことをやっているのなら、じっと次のチャンスを狙うべく力を蓄えるべきでしょうし、今調子が良いのならこの好調さはずっとは続かないと理解して、やはり万一の時に備えるべきだと思います。こんな風に話すと「だから年寄り塾長は嫌いだ」と若いバリバリの塾長に叱咤される事でしょう。しかし、人間には寿命があります。生きている限り歳は取るのです。

私は若い頃苦労して払った国民年金に私は今大変助けられ、理想の塾経営が出来ています。その理想は人によって違うでしょうから、何が良くて何が良くないなどとは私は言いませんが、塾生には将来私の塾に通って私に習ってよかった!と思ってもらえる監督指導をしているつもりです。

人を多く使って大きな塾を経営するのも良いでしょうし、塾長一人でしっかり生徒に向き合い成績を上げて、ゆきたい進学先に入る手助けをするのも、素晴らしい塾経営です。ですからあなたの教え子のお子さんがまたあなたの教え子になるくらいまで、塾を続けられてみてください。すると私の言っている意味がきっと解ります。

あなたは何のために塾をされていますか、そしてそれからどうされますか。そしてどんな年寄り塾長になりたいですか?

やなせたかしさんの詳細は次をご覧ください。
やなせたかし – Wikipedia

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