森智勝先生の「地域1番塾への道」

森 智勝(もり ともかつ) <プロフィール>
全国学習塾援護会 主宰、塾生獲得実践会 代表
・26歳で学習塾設立、7教室を経営する。
・平成14年 塾専門のマーケティング勉強会「塾生獲得実践会」設立
・平成18年 「全国学習塾援護会」設立
・現在、全国各地で塾経営者を対象としたセミナーの講演、スタッフ研修に奔走。
全国私塾情報センター主催の「春季大都市縦断セミナー」「地方塾セミナー」に講師として参加。
机上の空論ではない具体的な内容と、参加者にプラスのエネルギーを生じさせる講演には定評がある。今、最も支持されている塾経営アドバイザーの一人。

森智勝先生の「地域1番塾への道」vol.66
2020.3月号-説得力(コピーライティング)№1の塾を目指して⑨

 この原稿を執筆している2020年3月は、世界中に新型コロナウイルス騒動が拡散している真っ最中です。全国の小中高校が閉鎖され、様々なイベントも自粛されています。ついには東京オリンピック・パラリンピックも1年間の延期が決まりました。
 
 学校の閉鎖を受け、地域によっては生徒に「外出自粛要請」が出され、多くの塾も閉鎖を余儀なくされています。3月2日(月)から続く学校閉鎖は4月の新学期開始まで続くのですが、塾がそれに合わせていると、3月の授業料だけでなく貴重な春期講習の売上すら霧散することになります。ただでさえ春期の資金繰りが苦しい中で、この事態は塾経営の致命傷になりかねません。
 
 そこでとある塾(A塾とします)は、閉鎖2週間後の16日から授業を再開することを決めました。その時の案内文が以下です。
 
(前略)当塾は今回の新型コロナウイルス騒動による政府、教育委員会の要請を受け、3月2日(月)より教室を閉鎖し、タブレットを利用した自宅学習指導に切り替えました。地域の皆さんの努力の甲斐あってか、当地区では現在まで感染者は1人も発生していません。また、これ以上外出自粛が続くと、子どもたちのストレスと学力後退が心配です。そこで当塾では、新型コロナウイルス対策を万全に施しながら、16日(月)より授業を再開することを決定しました。

1 感染を防ぐためクラスを2つに分け、同じ授業を2回、実施します。少人数クラスにすることによって、席の間隔をあけるためです。

2 当塾前に必ず検温して、平熱であることを確認してください。また、マスクの着用と入室前のアルコール消毒をお願いします。

3 ご不安な方は、これまで通りの家庭学習指導を継続することも可能です。

4 春休みに予定していた春期講習を中止し、3月分の学習内容を遂行するための無料フォローアップ講座に切り替えます。

5 春期講習は、ゴールデンウィーク休みを利用して代替講座を実施します。

6 事情説明のため、全塾生宅を家庭訪問します。
 
 もちろん案内文の中にあるように、感染者0の地域だから可能だったのですが、それでも保護者&生徒が不安を感じたままの授業再開は無理でしょう。A塾は以上の対策を講じ、春期講習をゴールデンウィーク休暇に移行させることによって保護者の理解を得、3月の授業料を全額確保することができました。ゴールデンウィーク休みは吹っ飛びますが、春期講習分の売上を確保するためには多少の犠牲は覚悟しなければなりません。
 
 こうした有事こそ、普段のコミュニケーションが試されます。その基本は、説得力あるあなたのコピーライティング(文章・スピーチ)能力です。

 

 

 

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